目次
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民俗編
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第七章 暮らしと信仰
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第一節 様々な講
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1 社寺参詣の講
成田講
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成田講は、千葉県成田市の成田山新勝寺(真言宗)まで参詣に行く講である。講員は上水本町の人たちを中心に五十名強である。現在のところ、代参に行く人数は厳密には決まっていないようで、新年に約十名以上で出かけている。
また、上水本町の五日市街道沿いに上鈴木不動尊というお堂が建っている。その名の通り不動尊が祀られていて、一月、五月、九月の各二十八日、成田講の講員が集まり、鈴木町の宝寿院(真言宗)の僧侶が来て祭りを行っている。祭りはお堂のなかで行い、僧侶が行事の次第を説明した後、護摩を焚いて祈祷する(図7-6)。
図7-6
成田講 上水本町(2010.1.28)