(7)親類に贈り物をする

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●こねーだ、おやじがな、畑でとれたものをよお、田無の親類にとどけろって、こくからな自転車にリヤカー、つねーて、なっぱと、いも、いっけてよお、いっただよ。そうしたらよう、途中でな、自転車がパンクしちゃってよお、えれーめにあっただよ。それがな、おめー、まだ親類のうちまで、えれー、とおくてよう、あすこの、お宮のとこだんべ、うすらまだ、半分しかきてねーだもの、仕方ねーからよおー、自転車おっぺして、いっただよ、けーてきたら足が、つっぱんぱんに、つぱっちゃってよ、風呂にはいって、あとで、マンキンコウ、おっかーにはって、もらっただよ。次の日はよう、裏のやまへ、くずっぱあつめにリヤカーで行ったらよう、きのうの足がいてーからよう、いいかげんぶしで、かきあつめて、おしめーにしたーだい。だけどよう、つくては、じきがあんから、ちゃんとしとかねーと、あとで、こまっちまあーからな。
○そーだんべなー、じきがあんからなー。
●じきが、ずれんと、まずかんベー、やんなきや、しかたねーベーな。
※●この間、おやじが、畑でとれた作物を、田無の親戚に届けてくれと、言うので自転車にリヤカーを繋いで、菜っ葉と芋をのせて、行ったんだ。そうしたら、途中で自転車がパンクして、大変な思いをした。それがまだ親類の家まで大変な遠い場所で、お宮のところで、おおむね半分の距離しか来ていないが、しょうがないので、自転車を押して行った。帰ってきたら足が、張ってしまい、お風呂に入ったあと、万金膏(当時どの家にもあったあった張り薬)を、妻にはってもらった。次の日は裏の雑木林に落ち葉掃きに、リヤカーで行ったが、昨日の足が痛くて、いい加減に集め、終わりにした。しかし、つくて(堆肥)を作るには、時期があるので、きちんと集めておかなければあとあと、困る。
○そうだな。作るには時期があるから。
●時期がずれるとまずいから。作業をしなくては仕方ない。