目次
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第一章 村ができる-一七~一八世紀の村の開発と支配-
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第二節 新たに生まれる村々-享保期の新田開発-
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6 廻り田新田
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(3) 元文検地の実施
廻り田新田の地割の特徴
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廻り田新田は、二つにブロック分けされて、地割が行われた。玉川上水北側の地域は、五日市街道から廻り田道(当時は野道)を挟んだ北側の地域を、縦に等分する形で地割が行われている。なお、この地域の西端が、忠兵衛が割り渡しを受けた土地であり、若干変則的な地割が行われている。一方、忠兵衛の持ち地の北側にある地域は、横に等分する形で地割がなされている(図1-46)。
図1-46 廻り田新田地割図