目次
/
第一章 村ができる-一七~一八世紀の村の開発と支配-
/
第三節 支配する人たち-小平市域の支配の概要-
/
3 綱吉期以降の小川村支配代官
近山与左衛門正友
259 ~ 259 / 868ページ
中川の支配を引き継いだのは、同じ武田旧臣系の十八代官近山正友である。近山の屋敷はいまだ八王子にあり、八王子から小川村を支配した最後の代官である。近山は、支配を引き継ぐよりも前の寛文九年(一六六九)の小川村の検地も担当していた。近山の支配がいつからはじまったのかは判然としないが、中川の罷免の翌年天和三年(一六八三)には名前がみえ、元禄四年(一六九一)まで続くことになる。