近山与左衛門正友

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中川の支配を引き継いだのは、同じ武田旧臣系の十八代官近山正友である。近山の屋敷はいまだ八王子にあり、八王子から小川村を支配した最後の代官である。近山は、支配を引き継ぐよりも前の寛文九年(一六六九)の小川村の検地も担当していた。近山の支配がいつからはじまったのかは判然としないが、中川の罷免の翌年天和三年(一六八三)には名前がみえ、元禄四年(一六九一)まで続くことになる。