③鷹合札(たかあいふだ)・餌差札(えさしふだ)の管理

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 すでにみてきたように、鷹場村々は、鷹匠や餌差が本物であることを確認するために、鷹場預り案内から与えられた鷹合札と餌差札を所持した。文化四年(一八〇七)正月には、鷹場村二八か村の名主が、鷹合札と餌差札を役所に返還し、新札を受け取るまでの間、無札の者が鷹場を荒らさないように厳しく取り締まることを、鷹場預り案内の小川弥四郎に約束している(史料集二一、二七一頁)。村々が鷹場管理の一端をになっていたことが知られる。