※戦前の国勢調査等の統計で「世帯」は「普通世帯」と「準世帯」に分かれ、前者は一戸を構える単身者および二人以上の住居と生計を共にしている人の集まりのことで、住み込みの使用人や下宿人、間借り人は寄宿先の「普通世帯」の世帯員に含められた。一方、後者は「普通世帯」以外のもので、専業の下宿屋の下宿人、会社の社宅や学校寄宿舎の入居者、病院・療養所の患者、軍隊の営舎の居住者などについては、一棟(一調査単位)ごとで一つの「準世帯」と数える。したがって「準世帯」となるこれらの施設への入居者や農家の下宿人・間借り人が増えたことで一世帯あたり人員が増えたといえる。
表4-14 昭和10年代(1935~1944)の小平村の人口・世帯数 | ||||
人口 | 世帯数 | 1世帯当り人員 | 増加率 | |
1935年 | 6,581 | 1,055 | 6.24 | |
1936年 | 7,041 | 1,117 | 6.30 | 7.0% |
1937年 | 7,200 | 1,123 | 6.41 | 2.3% |
1938年 | ||||
1939年 | 7,276 | 1,174 | 6.20 | 0.5% |
1940年 | 7,323 | 1,180 | 6.21 | 0.6% |
1941年 | 8,226 | 1,303 | 6.31 | 12.3% |
1942年 | 8,674 | 1,416 | 6.13 | 5.4% |
1943年 | 12,657 | 1,502 | 8.43 | 45.9% |
1944年 | 15,595 | 1,895 | 8.23 | 23.2% |
(出典)『小平市三〇年史』より作成。 (注)1938年はデータが欠落。 |