市庁舎改築と行政機構の改組

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市制施行を控えた一九六二(昭和三七)年四月、小平町行政の大幅な改組がおこなわれた。人口の増加のもとで、業務内容も増大して複雑になり、それにともない職員も増えてきた。増える住民の届け出や複雑になる住民の要望に対応するためにも、改組が必要であった。改組の一番の要点は、戸籍課を住民課として、税務関係以外の窓口事務を統合したところにある。
 議会事務局と教育委員会、農業委員会、選挙管理委員会、監査委員、福祉事務所のほか、これまでの七課(税務課・総務課・民生課・戸籍課・経済課・建設課・衛生課)を、九課(総務課・財務課・税務課・住民課・民生課・経済課・建設課・都市計画課・衛生課)とした。
 こうした改組とともに、狭かった庁舎の新築移転を決める。一九六三年二月に着工した新庁舎(現中央公民館)は、翌年三月三〇日に開庁する。

図6-4 小平市役所庁舎 1964年
小平市立図書館『市制施行50周年記念事業 郷土写真展図録 小平のいまむかし』

 一九六五年、都市計画課を水道課に改め、都市計画の事務は建設課へ移管し、上水道に関する事務を専一とした。建設課もこれにより、工務係・管理係の二係から計画係・土木係・建築係・管理係の四係として、計画→設計→施工→管理の流れが円滑となるような体制となった。
 一九六七年一〇月にも大きな改組がおこなわれ、これまでの九課が五部にまとめられる。五部は、総務部(庶務課・職員課・市民課)、財務部(財務課・課税課・収納課)、厚生部(保険課・衛生課・清掃課・経済課・福祉事務所・保育園)、建設部(管理課・計画課・工事課)、水道部(業務課・工務課)であり、その他、企画室、議会事務局、教育委員会(庶務課・学校教育課・社会教育課・指導室・小中学校・公民館)、選挙管理委員会、監査委員という構成となった。