武蔵野線の敷設

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一九六六(昭和四一)年八月五日の『小平市報』(第九三号)によれば、国鉄が計画中である武蔵野線が小平市を貫通する予定であるため、七月一九日に小平市役所会議室で、日本鉄道建設公団東京支社は敷設予定地の関係者代表を招いて立入調査のための説明会を開いている。
 武蔵野線は一九七一年度の完成を目標にして、複線で幅員三〇m程度を必要とした。小平市内の敷設は、七、八m地下を掘り下げた立体交差やトンネルをつくる計画であり、そのために予定地を含む六〇〇mの幅員で立入調査が必要となった。
 一九六七年七月、国鉄より小平市議会武蔵野西線対策特別委員会へ、青梅街道北側に地下一三mあたりがホームとなる駅を建設すること、新小平駅(仮称)は客専用駅で一五分間隔で運行することなどの説明があった。その後、六八年三月より小平市内を縦貫する約三kmの区間工事が始まった。一九七三年四月一日、武蔵野線新小平駅は開業する。

図6-7 武蔵野線開通 1973年
『こだいら市勢要覧』1982年