武蔵野線は一九七一年度の完成を目標にして、複線で幅員三〇m程度を必要とした。小平市内の敷設は、七、八m地下を掘り下げた立体交差やトンネルをつくる計画であり、そのために予定地を含む六〇〇mの幅員で立入調査が必要となった。
一九六七年七月、国鉄より小平市議会武蔵野西線対策特別委員会へ、青梅街道北側に地下一三mあたりがホームとなる駅を建設すること、新小平駅(仮称)は客専用駅で一五分間隔で運行することなどの説明があった。その後、六八年三月より小平市内を縦貫する約三kmの区間工事が始まった。一九七三年四月一日、武蔵野線新小平駅は開業する。
図6-7 武蔵野線開通 1973年
『こだいら市勢要覧』1982年