増える園児・児童・生徒数

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一九六〇年代の小平市における人口の急激な増加に比例し、市内の幼稚園・小学校・中学校とも、園児・児童・生徒数が増加している。特に小学校の児童数の増加は著しく、一九六一(昭和三六)年、五七七八人であったのが年々増え続け、一九六八年には一万人を突破し、一九七〇年には六一年の約二倍の一万二一一四人となった。児童数の増加にともない、学校数、学級数も増え、一九六一年に六校一二六教室だったのが、一九七〇年には一五校三一九教室となった。
 小学校の児童数の増加と比べると若干緩やかではあるが、中学校の生徒数、学校数、教室数も増加している。一九六一年に、生徒数二八〇三人、学校数三校、教室数五八教室だったのに対し、一九七〇年には、生徒数は約一・七倍の四七四五人、学校数・教室数ともに倍増の七校、一一〇教室となった。幼稚園児の数も、同様にこの時期急激に増えた。一九六三年に一〇九〇人だった園児数は、一九七〇年には四・五倍以上の四七一六人に、また学校数・教室数も一九六三年の八校三一教室から、一九七〇年には一七校一一九教室に増えている。児童・生徒数の急激な増加により、小平市の教育をめぐる環境や状況は大きな変化の時期を迎えていた。

図6-20 小中学校の児童・生徒数
(出典)『学校基本調査報告』1961~1988年より作成。