商業・サービス業の展開

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小平市内における卸売・小売・飲食店の商店数が著しく増加するのは一九六〇年代からである。商業統計調査によると、商店数は一九六二(昭和三七)年の五一九店から一九六六年には一一一三店へと二倍以上増加し、以後も七〇年一八六一店、七六年二三六〇店へと増大し、八二年に二五五七店でピークを迎えている。商店数のなかの卸売・小売・飲食店の割合は、一九六二年の五%・八二%・一三%から、一九七〇年は八%・七一%・二一%、八二年は一〇%・六二%・二八%に推移している。
 卸売業は小平市の一九六〇年代から七〇年代の商店数のなかで五%から一〇%へと割合を増加させている。店舗数は、一九六二年の二六店から六九年には一六七店、七四年二五五店、八〇年二六九店と増加している(七四年は事業所統計調査)。卸売業のなかでも建築材料の店舗数は、学校・住宅建設や市街地開発などの需要に支えられて、一九六二年の一二店から、六九年には五七店、七四年七八店、八〇年六一店と、七〇年代前半までの増加が確認できる。
 小売業の店舗数・従業員数は、一九六二年の四九三店・一二四八人だったものが、図7-11のように一九七〇年代前半までに店舗数・従業員数ともに大きく増加し、その後店舗数は横ばいから減少へ、従業員数は一九八二年まで増加する。一九七〇年代半ばから八〇年代前半までの小売業の従業者規模別の動向を表7-4から確認すれば、全期間をつうじて従業員数が一名から二名の商店が圧倒的に多く、次いで三名から四名の商店になっている。

図7-11 小売業の商店数・従業員数の推移
(出典)小平市『小平市の商業』1987年3月より作成。

表7-4 小売業の推移(従業者規模別)
 1974年1976年1979年1982年1985年
商店数従業者数商店数従業者数商店数従業者数商店数従業者数商店数従業者数
1~29541,6221,0351,8041,0351,8241,0121,7829171,602
3~43231,0813421,1423471,1723261,0933171,073
(小計)1,2772,7031,3772,9461,3822,9961,3382,8751,2342,675
5~91247481579631448821549501821,151
10~193442728357374845366158760
20~2911255837671641639813298
30~49227782901140893209353
50以上2 2 542176505508
(小計)1731,7072031,9862042,3592392,9792673,070
1,4504,4101,5804,9321,5865,3551,5775,8541,5015,745
(出典)小平市役所商務部庶務課統計係『小平市の商業』1987年3月より作成。