五つの柱を支える「三つのちから」として、今回の長期計画では、「地域力」「民活力」「行政力」が位置づけられている。
「地域力」とは、市民一人ひとりの地域での「活力」のことであり、市民個人の才能の発揮とネットワークや協働により高めることができるものであり、地域の子育てやお年寄りへの援助、地域ぐるみでの安全・安心への取り組みも「地域力」だとする。「民活力」は、小平地域の持続可能な社会を構築する経済・社会システムの「ちから」のことであり、市内の商店街や工場が一定の収益をあげて発展できることで「民活力」は高めることができるとする。これらの「地域力」や「民活力」の「起動力」や「推進力」となり、両者を「調整」して効果的な施策を実施できるのが「行政力」だとする。これら三つの力が五つの政策の柱を支えるものであり、今後の「持続可能なまちづくり」を進めるものだとされる。
ポスト「開発」の時代にあって三つの力をどのように組み合わせるのか、そこに小平市の二一世紀の課題が存在している。