元禄9年(1696)

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元禄9年16962月沖之口穀物改番所をおく。
2月末より酒田に300人の非人があり、御公儀より粥を下される。(余目町史年表)
11月「酒田御蔵米沖出之覚」によれば、荒瀬御蔵以下、平田・遊佐・狩川・京田・中川・櫛引の7つがあり、蔵米合計は、11万549俵余とある。(雞肋編八十一)
酒田湊より船舶によって移出された米穀は17万6804俵、うち庄内米は11万4000俵余となっている。
宿駅伝馬町は「亀ヶ崎城下大絵図」によると、長さ80間・道幅4間余、道の両側に御伝馬一疋役の家が並び、御伝馬・往来用共、馬32頭を備えている。
芭蕉の従弟、俳人天野桃隣が奥州の芭蕉遺跡を訪ねて酒田にくる。 薫るとは爰等の風か袖の浦 うかれでる色や坂田の紅袗花(陸奥鵆)
この年初めて酒田で市を始めたが、繁盛しなかった。
明年の大山夏酒より税金取立の達しがある。(荘内経済年表)