元禄10年(1697)

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元禄10年16972月町奉行関甚太夫か町年寄2人、大庄屋2人をもって町政担当の月番勤務とすることを定める。
4月米屋町組の水帳と屋敷割絵図をつくる。
5月3日医師俳人伊東不玉が50歳で没し、妙法寺に葬られる。濳淵・淵庵。慶安元年医師伊東是久の長子として上の山に生まれる。天和3年伊勢の俳人大淀三千風が不玉を訪ねて来酒し、五大院(天満宮)で句会を開く。京都に上り、長井宗朔について医学を修める。帰郷して下の山で開業する。元禄2年芭蕉と曽良を下の山の自宅に泊める。著書に「継尾集」「不玉独吟集」「葛の松原」外に、去来の俳論書として貴重な「不玉宛論書」がある。
7月鶴岡の下山王社を大修繕する。(荘内歴史年表)
酒田川船の赤川による鶴岡登りは元禄10年以前は相対乗だったが、その後は番船乗となる。