4枚目

一、今般御書付之趣も有之間、御普請中御手伝方ゟ
  贈物無之ハ勿論ニ候得共、於場所聊之義ニ候共馳走ケ間敷
  義一切請申間敷旨、掛役人并家来之者迄、急度
  申渡置候間、為心得申達候事
一、御手伝方之役人江御用談之義者、都而御目付方立会、
  御勘定方ゟ引合候筈候事         
一、御普請所小屋場近所出火之節、風并次第其手当
  可之事
一、竹木其外運送之諸人足手支無之様可致事
一、御普請仕立方之義、其筋役人差出、堀割其外捗取
 
  候様可申付、尤御勘定方御普請役等場所附切、御
  勘定吟味役御勘定組頭見廻有之候間、存寄候義も
  有之候ハヽ、場所々々におゐて無遠慮申立候。勿論、
  御普請詰中取締筋之義厚相考、場所々々江無用之
  役人共差出、不益之義無之様可勘弁候事
一、御手伝方元小屋江可張置條目案文、別紙之通相
  達候間、可張置
一、今度之義者、沼内新開等之御趣意ニ者無之、水害
  御救通船便利之為、川路御取開被仰出候義ニ付、
  銘々手限普請之心得を以、場所詰合之家来、格別