覚
今般利根川分水路御普請場江出役之面々末々迄、道
中旅籠纏拂之姿を以、昼賄料百文宛上下なし
右、往来之分、御知行与内高ニ不レ拘、正人数丈相渡候ニ付、
請取可レ被レ申候
一、来ル十九日、町場為二請取一御場所江罷越候面々惣奉行・
副奉行・御留主居・御郡代并御場所詰御家中ハ八幡宿江
昼宿申付、宿札も打置候筈ニ付、此段可レ被二得相心一候。其以下
昼宿支度申付置候而も、途中手間取、刻限過ニも相成、
却而迷惑之者も可レ有レ之哉ニ付、別段昼宿ハ不二申付一候間、
何れの宿にても勝手次第ニ賄給可レ申候。若又八幡宿江着
致し、右宿札打置候面々休居候而も、不レ及二斟酌一候間、勝手
次第同宿江休可レ申候。勿論、途中諸事相慎、聊心
得違之儀無レ之様、末々之者迄急度可レ被二申付一候
一、具足櫃并荷物両掛竹馬等江荷札
印旛沼古堀筋御普請
御用
庄内家中 何の誰
右之通相認可レ被レ申候。
右之趣、支配下御用有レ之面々ハ、支配下江も可レ被二申達一候。
七月