107枚目

  可掛所、二十万人位ニ而出来可申様子、左候得ハ、当年中
  成就可致趣ニ御座候。  又、跡ニ而敷十間・法壱割五分と成
一、古堀筋此度御普請ニ付、田地之潰高八千石余之由、其余畑
  場所、土置・土揚等ニ成候得ハ、多分之潰地ニ相成、此上御普請
  成就無之候得ハ、近辺之者ドも如何共可食次手段無之、
  依而持主之百姓等江戸江出、愁訴いたし候趣も相聞候
一、昨日ゟ、うし弐拾疋計ニ而掘上申候。中々無覚朿、壱疋ニ而十人
  之働いたし候趣ニ付、試ニ御取掛被成候。 跡ニ而埓明不申延引
 
          印旛詰病死人
                御用済之上江戸ニ而御死去   御家老 竹内八郎右衛門
                病キニ被レ成江戸江参候上   御目付 加藤九助
                同  断           御代官 矢島逸策
                印旛御小屋ニ而        御足軽 中野彦兵衛
                印旛小屋ニ而         納方手代石塚六郎兵衛
  小以四人
     郷人夫病死之覚
一、九月三日七ッ時、下江地村     年六十         真義日遠信士 松右衛門