中世

高橋伊賀

(タカハシイガ)


竹のほうき

時期:中世

所蔵:酒田市立光丘文庫

高橋伊賀(タカハシイガ 生没年不詳)・齋藤筑後(サイトウチクゴ 生没年不詳)・寺内近江(テラウチオウミ 生没年不詳)の三人は最上義光(モガミヨシアキ 1546~1614)が庄内を支配していた際、東禅寺城城主・志村伊豆守(シムライズノカミ ?~1611)の許、各々奉行を務め川北三奉行と称された。諸家文書・伊東家文書『竹のほうき』には川北三奉行の記事が載っている。このほか庄内尾浦城主・武藤義氏や志村伊豆の息子・志村光惟(アキタダ)暗殺の事、本願寺教如上人が浄福寺へ送った「矢文の御書」等々が掲載されており、中世の史料が少ない庄内にとって『竹のほうき』は貴重な史料となっている。