本間家旧本邸
(ホンマケキュウホンテイ)
本間家旧本邸は明和5年(1768)に本間光丘が庄内藩主酒井家のために旗本2千石格の巡検使宿として寄附したもので武家造り、長屋門、書院造りが特色となっている。庄内藩では後にこの建物を本間家に譲り渡している。江戸時代の厳しい身分制度の中において、本間家は商人であったため2千石格式の書院や玄関等はほとんど私的には使用していなかったと言われている。本間家旧本邸は武家屋敷と商人屋敷が入りまじった稀有な建物である。戦後の一時期、本間家が住んでいたが、その後、公民館になり、現在は本立信成株式会社が運営している。