049 酒田新聞社(上内匠町)

約100年前の画像


酒田新聞は、明治21年(1888)に結成された政治団体「飽海有恒会」が明治25年に創刊された「酒田商業新報」を買収して機関誌としたものが前身であり、その後「両羽」、「荘内日報」と名称を変え、明治29年に「酒田新聞」となる。主幹は中村弘、主筆は佐藤良次。会長には本間家第6代当主・光美が就いていた。19世紀末から戦時の国策により統合で廃刊となった昭和15年(1940)の約50年間にわたって酒田を代表する新聞であった。写真の社屋は現在光丘文庫が入っている市役所中町庁舎(旧庄内情報プラザ)付近にあったもの。