七月三十一日 雨 日暮れから晴れ 日曜日

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朝五時四十分に起きて、居間を掃除し朝飯
を食べて、それから髪を櫛でとかし整えて、お隣の白畑りえ
子ちゃんと二人で実になつかしのわが女学校に
行きました。そしてしばらくして学校内に入ったら、嬉
しいことに運よく私の担任の先生がお出でになって、
少し打ちとけてお話なさったりしていたのに、
わが友りえちゃんが早く家に帰りたそうに
しているので、なんで急いでいるのか私は知らないけど、
残念に思いながら先生にお願いして「ワッフル」焼鍋をかりて、
家に帰りました。それから砂糖を買って、その他の
原料は母からもらって、「ワッフル」を焼きました。する
と、初めのうちは下手だったけれども、後からは段々上
手に出来ました。私はどれほど喜んだでしょうか。母、祖
母からはほめられ、姉たちからも喜ばれ、本当に楽し
く作りました。それから昼飯を食べて少し休み、
とても面白いだけでなく私達のためになる
お話を姉からききました。本当に最高に楽しかった。
それから姉と西山の畑に行き、色々な果実を食べて、
大根を少し植えて、豆の草を少し取って、また元
の帰り道に向って家に帰りました。ちょうど途中の
家々は、みんな黙々と燈火を付けて、団
扇を手にとって涼む人にあおぐ人に。まさに日は完全に西の方
に沈みました。今日は、本当に楽しく又面白く
この有り難い日を暮らしました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(お手並み素晴らしい)
 
(その時はだいぶ得意になっていたでしょう)