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四時に起きてすぐトイレに行ったら、太陽が東山から今にも出ようとしていて、その
色といいその景色といい、ほんとに有難く、またまた面白いようでもあり楽しいようで
もあり、ちょっとぼんやりして見つめていましたが、母の呼び声で
名残惜しくそこを離れて家に入りました。それから昨日のように働いて、
髪を結んで本を少し読みました。そして食事をしてから西山の畑に母と
一緒に行き桑をかいて、それから「とうもろこし」「なす」「いんげん」「なし」大根等をとっ
て帰ろーとしていたのですが、私のうちの畑はもう草だらけでしたから、草取りを頼ん
で家に帰りました。日はもう暮れて、家々には燈火がほのぼのと見えました。
すぐに家に帰って夕飯を食べ、少し休んで母と友達二人と姉と田んぼへ月
見に行きましたら、とても良い月でした。けれども夜が深けて来たから、これ
でやめておきます。本当に良かったけど紙もったいないし、とても文章では表せないほどで
したの。それから家に帰りましたらもう十時すぎ。いそいで寝ました。さよなら。