目次
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佐藤とし江日記
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暑中休暇の日記
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明治39年
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翻刻
七月廿四日 火曜日 晴天
現代語訳へ
朝ねむたい目をこすりつつ起き出で見れ
ば、時は少時も止まる事なくも、早や
六時半に近くなって居りたり
居間を掃除し朝飯を食し、髪を結び
暫し休息す、姪と畑に参り
むぎ落し
をなしたり、日暮れまでにて家に帰
りたり、それより夕飯を食し臥戸に入
りぬ、折りしも九時頃なりき