目次
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佐藤とし江日記
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暑中休暇の日記
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明治39年
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翻刻
八月参日 金曜日 雨天
現代語訳へ
来訪者 なし
朝ふす戸を出でし時も五時。常の如くに
動き朝飯を食し暫時休息し裁縫を
なしぬ、それより腰巻一ツを仕立てたり
それより眼医師に参り帰りに母の使ひ
に行きたるに、菅原きくよさん出会ひ一寸
話をなし共に房松をしみさんに参
らんと致したるに途中にて富樫はじめ
さんと齋藤つとめさんと出合い色々と
はなしをなす、それより房松さんの家
に行き少し話して家に帰りぬ、折りし
も家々は皆ともしみも点じぬ、十時に
ふしぬ