目次
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佐藤とし江日記
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暑中休暇の日記
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明治39年
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現代語訳
八月一日 水曜日 曇り
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来訪者 花園のぶ子
朝四時に起きて、居間を掃除し
ていたときに、腹が痛くなって立っている事
もできなくなり、ついにまた寝ましたが
しばらくして治りました。母上をはじめ皆が
喜び、それから卵を二つ飲んで休んでいま
したがもうお昼になったので、おかゆを食
べました。そうして昨日の日記を書き、夕飯を
用意し、九時二十分に寝ました。