目次
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佐藤とし江日記
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暑中休暇の日記
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明治39年
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現代語訳
同二十二日 水 晴れ
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今朝は五時。いつものように動き本を読んでいたら、
高橋ふみ子様がお出でになり、今日はぜひとも
遊びにおいでと言われたので、私はそれを承知し
ました。それから、又本を読み昼飯
を食べて少し休み、いつものように医者に
行き、帰りに高橋さんに寄り色々と
御馳走になって帰りました。とても楽しく
遊びました。家に帰る頃には、家々は皆燈火
を点けていました。それから甥が
遊びにきて又々楽しく話をしました。