就業人口の変化

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石部町における産業就業人口の推移を示したのが図58である。同二十五年に第一次産業(農業・林業)の就業人口は八九四人、全体の四〇・八パーセントに達していた。それ以降、第一次産業の就業人口は減少の一途をたどり、同三十五年には前より三〇〇人減って、全体の二七・六パーセントとなった。同四十年には、就業人数・比率ともに同二十五年の半数になり、同六十年になると、一〇七人で全体のわずか二・三パーセントにとどまっている。

図58 産業別就業人口の推移   国勢調査により作成

 一方、第二次産業(建設業・製造業など)の就業人口は、同二十五年に三七九人、二一・〇パーセントであったが、同三十五年に第二次産業の就業人口は八〇〇人で、三七・三パーセントとなり、産業別の首位となった。それ以降も着実に増加し続け、同四十五年には一、七六〇人で五二・四パーセントと、全体の半分を占めるようになった。こうした増加傾向はその後も続き、同六十年においても二、四一六人、五三・六パーセントになっている。以上のことから、同三十五年から四十五年にかけて本町の就業構造が農業から製造業や建設業を中心とした第二次産業へと大きく変化したことがうかがえる。