保健・医療施設の設置

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町民の健康保険組合(組合独自の運営)が昭和十八年二月創設されたが、同二十三年四月、町営の国民健康保険が新たに発足した。
 町民の健康増進や疾病予防、公衆衛生の向上のために健康相談・診査や健康教育などの事業を実施するための専用施設として、同五十四年石部町保健センターを建設した。総合的な保健センターとしては滋賀県下最初のものである。
 さらに地域医療に根ざした公共医療施設として町立石部医療センターの建設が宮の森団地跡地に進められ、平成元年四月に開設する。これは近隣の総合病院との相互協力体制をとりながら、一次診療による早期発見と早期治療にかかる疾病予防によって町民の健康保持を目的とした施設である。

写205 町立石部医療センター 町人口が1万人をこえた現在、地域に根ざした包括的医療の充実をめざして平成元年度より診療を開始する。