公民館

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大平洋戦争後、村づくり・人づくりを通して祖国再建の原動力となったのは公民館であった。石部町の公民館は同二十五年九月、石部町石部三六二六番地に(現石部小学校)設置された。のち公民館運営審議会が設立され、事業部として教養部・図書部・産業部・集会部・体育厚生部・調査部に分かれ、各部ごとに男女青年実務講座・成人教育講座・有畜農業経営講座・町民運動会・映画会・託児所開設・音楽会・他府県経済調査などの行事が実施された。
 同二十八年五月になり、石部町石部三〇六〇番地(現石部保育所南)に新築移転し、主として青年団・婦人会・各種団体の育成にあたった。その後、活動が活発化し、規模拡大、設備充実が必要となり、同四十一年三月石部町石部一一八八番地(現在地)に鉄筋コンクリート造三階建を建築し、同時に体育館も新築した。書道・版画・着付・簿記・読書などの講座が開かれ、受講者は熱心に参加した。また町内の同好会(尺八・コーラス・生花・読書)もこぞって新公民館を利用して、活発な活動を続けている。また、同六十年には、東寺に南公民館が新設され、町民に利用されている。

写216 石部町公民館と同体育館 昭和41年(1966)青年団や婦人会などの社会教育活動がさかんとなり、公民館の規模・設備の拡充が必要となり、現在地に体育館とともに新設された。写真は完成当時のもの(石部町教育委員会所蔵)。