明治三十四年発足の愛国婦人会石部支部、昭和初年設立の石部町主婦会、国防婦人会石部支部も終戦を迎えるまでに解散し、出征兵士の見送り・帰還兵士の出迎え・遺骨の出迎え・慰問と激励・留守家族の援護・勤労奉仕・防空訓練・農繁勤労奉仕など、モンペと白エプロン姿に婦人会の襷をかけて活動した記録も散逸してしまった。
同二十三年一月、終戦二年目にして、新しい地域婦人会が結成された。事業計画として、会員の研修と旅行、婦人の自覚と運動についての研修会、社会事業の協力と奉仕(共同募金・災害地の見舞・慰霊祭の共同執行・敬老の行事)、児童保護への協力・生活改善と生活合理化の研究実践・町内社会教育団体や郡県婦人団体との連携などがあった。その後民謡研究会・洋裁教室・料理研究会・会報発行などの事業を行い、会員の研修に努めている。