短歌では高見楢吉(たかみならきち)、美術界では、彫刻家三木宗策(みきそうさく)、画家渡辺晨畝(わたなべしんぽ)・土橋醇(どばしじゅん)らが活躍した。
また、昭和10年代頃からの社会主義思想の高まりから「郡山文学」が創刊された。一方、市内での様々な文化活動推進のため、1936(昭和11)年に郡山文化連盟が結成されたが、すぐに休止状態に陥った。やがて、戦時体制下にあって郡山翼賛文化協会が1941(昭和16)年に結成された。湯浅大太郎が会長を務め、講演会や音楽会、映画会などが行われ、娯楽の乏しかった当時の市民に好評を得た。
(青山和人)