農業世帯の減少が顕著となる中で、危惧されるのが農業労働力の実態である。第1表は郡山市の農業従事者の推移を示したものである。1990年から2000年までの10年間に農業就業人口は、17%(5,713名)減少している。年齢別就業人口の構成は、30歳未満が9.1%、30~59歳が51.3%、60~64歳が10.4%、65歳以上が29.2%である。高齢化は着実に進んでいるが、60歳以上は40%で、全国平均の70%を下回っている。しかしながら60歳未満の働き盛りの年齢層が60%を占めているが、その多くは第二種兼業農家の従業者である。