1977(昭和52)年には、引退した秀瀬日吉の後継を決める市長選挙が行われ、前年に市助役を辞して戦いに臨んだ高橋尭が当選を果たした。高橋は1981年の選挙においても再選された。
1985(昭和60)年の選挙では民社党県連書記長であった青木久が高橋の3選を阻(はば)み、初当選している。青木は、郡山駅西口再開発やテキサスA&M大学誘致が大きな焦点となった1989年の選挙でも当選したが、市保健衛生部長を辞して立候補した藤森英二とはわずか865票差という稀(まれ)にみる接戦であった。
1993(平成5)年の市長選挙は、立候補を断念した青木の後継をめぐり、前回選挙で惜敗(せきはい)した藤森が県議の柳沼秀雄を破って初当選を果たした。藤森は1997年、2001年の選挙においても当選を重ね、3期12年の任期を全(まっと)うしている。
2005(平成17)年の選挙は藤森が引退したのに伴い、諸橋泰夫、原正夫、佐藤克朗、佐藤憲保の新人4人の争いとなった。この結果、藤森の基本的な政策継承を訴えた原正夫が他の3候補を大きく引き離して当選を飾った。原は2009年の市長選挙においても再選されている。
期日 | 得票 | 候補者 | 投票率 |
---|---|---|---|
1977.4.17 (昭和52年) |
66,760 | 高橋 尭 | % 74.60 |
63,284 | 高田秀二 | ||
1981.4.5 (昭和56年) |
74,725 | 高橋 尭 | 62.79 |
43,934 | 勝又克伊 | ||
1985.4.7 (昭和60年) |
87,338 | 青木 久 | 73.53 |
60,893 | 高橋 尭 | ||
2,546 | 小野定博 | ||
1989.4.2 (平成元年) |
74,053 | 青木 久 | 71.27 |
73,188 | 藤森英二 | ||
5,851 | 渡辺昭好 | ||
1993.4.4 (平成5年) |
88,395 | 藤森英二 | 67.55 |
62,911 | 柳沼秀雄 | ||
1997.4.13 (平成9年) |
86,469 | 藤森英二 | 57.75 |
44,302 | 溝井康之 | ||
6,473 | 森谷 稔 | ||
2001.4.8 (平成13年) |
84,210 | 藤森英二 | 42.60 |
20,038 | 松崎信夫 | ||
2005.4.10 (平成17年) |
69,565.000 | 原 正夫 | 57.43 |
43,829.663 | 佐藤憲保 | ||
28,590.000 | 諸橋泰夫 | ||
4,823.336 | 佐藤克朗 | ||
2009.4.12 (平成21年) |
72,235 | 原 正夫 | 51.54 |
61,401 | 品川萬里 |
(郡山市選挙管理委員会資料より)