文化団体連絡協議会は78年、創立30年を迎えた。演劇では郡山市民小劇場、ほのお、劇団沙羅、シアターLABO、語り芝居の世界かおるなどが活躍、演劇鑑賞団体としては郡山市民演劇鑑賞会、あさかの子ども劇場がある。美術では86年、美術連盟が組織され、郡山市総合美術展が開催された。音楽では72年、郡山市音楽連盟が、79年にはおかあさん合唱連盟が組織された。また郡山市民オーケストラ、アマデウス室内管弦楽団、郡山吹奏楽団スプリングコンサート、郡山ウインドアンサンブル、郡山バッハ研究会、郡山市民合唱団などが活躍した。民間では久留米開墾資料館(78年)、デコ屋敷資料館(84年)が開館した。
84年、郡山市民文化センターが建設され市民の文化活動は活発化した。89年、芸術文化の振興と文化財保護のために市に文化課ができた。92年、郡山市立美術館が開館した。82年、旧図書館に図書館附属歴史資料館が設置、01年には郡山市歴史資料館として独立した。開成館は97年から安積開拓資料館として再開し、開拓官舎の復元(94年)や開拓農家の移築(97年)があった。こおりやま文学の森資料館は久米正雄の旧宅を移して2000年に開館した。
体育関係では73年、郡山総合体育館が開設、70年代後半には野球場、相撲場、弓道場、熱海サッカー場、郡山庭球場が建設され、スポーツ広場が東部、湖南、三穂田、西部、中田に新設された。95年には第50回国民体育大会が開催、郡山市内では水泳、サッカー、体操、スケート、ボーリンク、アイスホッケー競技の会場を受け持った。
(野澤謙治)