郡山市には浜通りの双葉郡から多数の避難者が移ってきた。富岡町と川内村から一斉に避難してきた住民は「ビッグパレットふくしま」が受け入れた。約1,000人が滞在することになったビッグパレットには多数のボランティアが支援に駆けつけ、郡山での災害復旧ボランティア登録数は4月現在で約1,300人にのぼった。
続いて5月、仮設住宅の建設が始まった。ビッグパレット脇の市有地に建設された仮設住宅は310世帯分、6月から入居が始まった。原発避難者特例法(8月5日成立)にもとづく13の指定市町村からの避難者は、12月には9,117人にのぼった。
総務省は、同特例法にもとづき、避難者を対象とした行政サービスを避難先の自治体が代行する制度を創設し、必要な費用は国が手当てするものとした。