改訂を終えて

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 「郡山市史」のダイジェスト版である『郡山の歴史』は、1974(昭和49)年に初版(B6判、400頁)を発刊して以来、1984(昭和59)年(A5判、371頁)と2004(平成16)年(B5判、242頁)に部分改訂を実施してまいりしました。

 今回、郡山市制90周年・合併50年の記念すべき年を迎えるに当たり、「郡山の歴史」編集委員会委員と総務部総務法務課を事務局とする市史編さん室を中心として、再改定を実施すべく検討を重ねてまいりました。その結果、この本を御覧いただいてお分かりのとおり、様式はA4判と大きく変わり、全体をカラー刷りにするなど、全面的な改訂をするに至りました。

 その中心的な取り組みとしては、前回から10年分の歴史を加筆し、新たな歴史資料を全国から収集し追加しました。また、2011(平成23)年3月11日に発生した東日本大震災と、東京電力福島第一原子力発電所事故による被害は、まだ記憶に新しいところではありますが、事実を正しく後世に語りつぐべき必要があるとの想いから、特にページを割き記載しました。

 このようにして出来上がったこのたびの改訂版は、多くの市民の要望に十分こたえ得るものであると確信しております。ここに委員と原稿をお寄せいただいた執筆者に感謝申し上げまして、改訂版の発刊を企画された郡山市に敬意を表するものです。

        2014(平成26)年10月24日

郡山市史編さん委員会委員長  伊藤和