(2) 「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」及び「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定

 これを受け、国においては2014(平成26)年12月27日に、日本の人口の現状と将来の姿を示し、人口問題に関する国民の認識の共有を目指すとともに、今後、取り組むべき将来の方向を提示した「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」及び「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を閣議決定した。

 「まち・ひと・しごと創生総合戦略」においては、「『しごとの創生』と『ひとの創生』の好循環の実現による東京一極集中の是正」、「若い世代が安心して就労し、希望通り結婚し、妊娠・出産・子育てができるような社会経済環境の実現」及び「地域が直面する課題を解決し、地域の中において安全・安心で心豊かな生活の確保」の三つの視点を基本とした上で、

1.地方における安定した雇用を創出する

2.地方への新しいひとの流れをつくる

3.若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる

4.時代に合った地域をつくり、安心な暮らしを守るとともに、地域と地域を連携する

 という四つの基本目標を掲げ、まち・ひと・しごと創生に関する施策を総合的かつ計画的に実施することとした。