(2) 年齢構成

 経年変化を踏まえた郡山市人口の年齢構成をみよう。それによって少子高齢化の実情がより具体的に理解できるだろう。国勢調査を用いたこのデータによると、2010(平成22)年から2020(令和2)年の10年間で年少人口(0~14歳)は約4万8,700人から3万9,200人へ、生産年齢人口(15~64歳)は約21万7,800人から約19万3,400人へ、老年人口(65歳以上)は約6万8,000人から約8万6,500人へと推移した。

 50歳代中頃までは男性のほうが多く、それ以降は女性のほうが多くなる。75歳以上の後期高齢者では顕著に女性が多い。これはもちろん出生においては発生確率が男性のほうが高く、中年期以降の生存率と平均寿命においては女性のほうが高く長いためである(図4)


図4 人口の年齢構成比
出所:『郡山市統計書』郡山市政策開発部政策統計課から作成
   原資料の出典は国勢調査(政府統計ポータルサイト)による

 図5は2022(令和4)年1月1日現在の人口推計値による郡山市の人口ピラミッドである(現郡山市政策開発部政策統計課)。団塊の世代と団塊ジュニア世代が突出している壺型を示すのは全国的な特徴と同様よく知られたところである。


図5 郡山市の人口ピラミッド