ブランドコンセプトを「ふくしまの果物が、ワインに実りました」と定めて、完成直後から醸造が始まった。県内産のブドウから造ったスパークリングワイン「マスカット べーリー A ロゼ2015」(750ml)500本とリンゴ(ふじ)を原料にした「シードル2015」(同)5,000本が完成し、2016(平成28)年3月、県内のホテルや旅館、レストラン、観光施設などに向けて出荷された。「シードル2015」は、観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」の後継事業として2016(平成28)年に展開されたアフターDCで活用された。磐越西線を走った観光列車「フルーティアふくしま」で振る舞われた。
翌2017(平成29)年には県産のモモ「あかつき」、ナシ「幸水」「豊水」を原料にしたリキュールの販売も始まった。モモの「OUSEペシュ」(350ml)とナシの「OUSEポワールジャポネーゼ」(同)の2種類で、フルーツブランデーをベースに果汁やハーブなどをブレンドした。さらに2020(令和2)年にはモモ「あかつき」を使ったブランデー「Ouse brandy」を、2021(令和3)年には「りんごのブランデー」を発売した。ワインも赤、白とそろい、商品は年々充実している。