(2) ビッグパレットふくしまの全館復旧

 東日本大震災後、休館していたビッグパレットふくしまの復旧もコンベンション誘致を後押しした。ビッグパレットは震災直後から2011(平成23)年8月31日まで約半年にわたって避難所として富岡町や川内村などからの避難者の生活を支えた。避難所としての役目を終えてから施設の復旧作業を進め、2012(平成24)年6月1日、多目的展示ホールを再オープンし、約1年3ヵ月ぶりに業務を再開した。7月には1階コンベンションホールと3階会議室、11月に4階プレゼンテーションルームなどの貸し出しを再開し、震災から1年7ヵ月余りで全館復旧した。

 同年12月には国際会議「原子力安全に関する福島閣僚会議」が開かれるなど、大規模コンベンションの開催が可能になった。