(5) 中心市街地の再生

 2008(平成20)年2月の丸井郡山店閉店後、宙に浮いたままだった郡山駅前共同ビルの跡地利用が東日本大震災を契機に動き出した。震災で大規模半壊の判定を受けたことにより、郡山市が国、県の補助を活用して2013(平成25)年から2014(平成26)年にかけて駅前共同ビルを解体した。跡地には、ビジネスホテルを全国展開するダイワロイヤル(本社・東京都)が2017(平成29)年2月に「ダイワロイネットホテル郡山駅前」をオープンさせた。13階建てのビルは4階以上がホテルで、1階から3階までには飲食店や銀行、県赤十字血液センター郡山駅前出張所などが入居した。9年にわたって空きビル、空き地状態だった経済県都郡山の駅前にようやくにぎわいの拠点が誕生した。