(1) 被害を抑える事前の警戒

 大型で非常に強い勢力を持った台風で気象庁の厳重な警戒呼びかけがあり、早めの避難所設置やイベントの中止など被害を最小限に抑える措置が取られた。10月11日から13日まで郡山市のビッグパレットふくしまで開かれた「こおりやま産業博」は、飲食など屋外ブースの出展を取りやめた。屋内展示も終了時間を早めるなどの対応を取った。郡山女子大など郡山開成学園の学習成果発表・展示の「もみじ会」は予定していた12日、13日の開催を取りやめた。18日、19日に延期して開催を目指したが、市内の被害の広がりを受けてさらに時期をずらし、公開を断念した。市内の飲食店や商店では、12日の営業を早めに切り上げたところも多かった。