第1節 市街地の変化

 郡山市の人口は、2005(平成17)年の338,834人(国勢調査)をピークに減少に転じており、今後も人口減少は進むと予測されている。その一方で、人口集中地区(DID地区)の面積拡大と人口密度の減少により、市街地の外延化による低密度化が見られる。

 本書の対象とする2012(平成24)年から2021(令和3)年までの10年間は、急速な少子高齢化に伴う人口減少に加えて、インフラ施設の老朽化、東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故からの復興や地球温暖化に起因する気候変動に伴う自然災害の頻発・激甚化への対応、2020(令和2)年以降の新型コロナウイルスの感染拡大の影響による暮らしに対する社会的な価値観の変化など、様々な変化への対応を求められた10年であった。