2020(令和2)年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い複数のイベントに影響が生じた。郡山市で例年7月に開催している「元気応援!!郡山わくわくフェスタ」実行委員会は新型コロナウイルスの感染拡大のため、7、8月開催の見送りを決めた(『福島民報』2020年6月23日)。また、郡山市で8月に開催予定だった「あさか野夏まつり花火大会」は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止が決まった(『福島民友』2020年6月6日)。
うねめまつりは8月6~8日の3日間にわたり、例年延べ6千人以上が参加する踊り流しなどが予定され、30万人の来場を見込んでいたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、「郡山うねめまつり」の実行委員会は、8月上旬に開催予定だったまつりを中止とした。これを受けて郡山商工会議所などは、代替事業としてインターネットや展示などを活用したイベント開催を検討するとし、代替事業は、「三密を避けた形での事業」「来年度開催時の盛り上がりにつなげる」などをテーマに掲げることとした(『福島民報』2020年7月11日)。
7月13日、新型コロナウイルス感染拡大の中での成人のつどいの在り方について、郡山市社会教育委員の会議において委員が意見を交わした。市は総合的に意見を取りまとめ、9月上旬に結論を示すとした。会議では毎年の1月の成人の日の前日、市内のビッグパレットふくしまで開いている成人のつどいの開催について協議した(『福島民報』2020年7月15日)。
委員からは「一生に一度の行事なので知恵を出し合って開催させてあげたい」「県外からの参加者を認めるのか」「ウイルスが蔓延しやすい冬の時期を避けるべきではないか」「密を防ぐために地域ごとに分散しての開催はどうか」「出席者の行動記録の管理が必要」などの意見が出た(『福島民報』2020年7月15日)。
郡山市成人のつどいは2021(令和3)年1月10日、新型コロナウイルス感染拡大の予防のため、初めてオンラインで開催された(『福島民報』2021年1月12日)。新成人は、代表者のみが出席するなど新しい生活様式に合わせながら、「新型コロナの困難を乗り越え、変えていきたい」と決意を示した。市、市教委の主催。市成人のつどい企画委員会が企画・運営協力し、「Change my…! I Change …! ~私が変わる、私が変える」のキャッチフレーズで開催し、市役所で行った式典の模様をインターネットで配信した(『福島民報』2021年1月12日)。
式典がオンライン開催となったことを受け、市役所やカルチャーパーク、富久山公民館富久山分室で成人証書と記念品がドライブスルー方式で配布された(『福島民報』2021年1月12日)。