(1) ユニバーサルデザインの普及啓発活動

 郡山市が「バリアフリーからユニバーサルデザインへ」シフトして、本格的に事業展開を始めたのは、2009(平成21)年に、第五次総合計画における重要な施策の一つとして「こおりやまユニバーサルデザイン推進指針」を策定してからであった。当時、ユニバーサルデザインに対する市民の認知度は、必ずしも高くなかったが、2020(令和2)年度に実施した市民意識調査におけるユニバーサルデザインのまちづくりに関する満足度は、68.5点であった。これは、「第二次こおりやまユニバーサルデザイン推進指針」の最終年度の2025(令和7)年度における目標値の70.0点にかなり近くなった。反面、同年の意識調査におけるユニバーサルデザインのまちづくりに関する重要度は、目標値の5.0%に対してわずか1.5%という厳しい結果となり、今後の検討課題として残された。