郡山市では、ユニバーサルデザインの推進に向けて「市政きらめき出前講座」において、「みんなで取り組もう!ユニバーサルデザイン~誰もが暮らしやすいユニバーサルデザイン社会の実現を目指して~」と題する出前講座を毎年度実施してきた。その内容は、参加者に本市が進めるユニバーサルデザインの考え方や具体的な事例などを分かりやすく紹介して、疑似体験(高齢者・視覚障がい者、車いす、妊婦などの補装具を使用)により理解を深めるものである。
ユニバーサルデザインの出前講座は、市民・NPO活動推進課が窓口として対応しているが、これまでの実績から小学校からの申込みが多く、受講した児童たちの感想文などから関心が高く、今後もユニバーサルデザインを多くの市民へ啓蒙する効果が期待できる。なお、当該講座には、毎年のように実施を申込む小学校もあり、その実施件数が20件近くになる年度もあった。ちなみに、2018(平成30)年度の実施件数は、小学校、公民館、専門学校、ふれあい科学館など13件であった。また、当該講座の参加人数は、2016(平成28)年度が411人、2020(令和3)年度が296人であったが、「第二次こおりやまユニバーサルデザイン推進指針」の最終年度となる2025(令和7)年度の目標人数は、500人である。