2012(平成24)年に「子ども・子育て支援関連3法(子ども・子育て支援法等)」が成立・公布された。「子ども・子育て支援法」では、子育て家庭が子育て支援の給付・事業の中から選択ができるよう、地域の身近な立場から情報の集約・提供を行う「利用者支援」が法定化された。地域の実情に応じた子ども・子育て支援の充実や「子ども・子育て会議」の設置と市町村事業計画等が盛り込まれた。また、2015(平成27)年には、幼児期の教育・保育、地域の子育て支援の量の拡充や質の向上等を進める「子ども・子育て支援新制度」も施行された。
郡山市は「郡山市ニコニコ子ども・子育てプラン(2015(平成27)年から2019(平成31)年までの5ヵ年計画)」を策定し、各種支援事業策を展開した。
重点施策は、「幼稚園・保育所等の保育料の無料化・軽減」「待機児童の解消」「東日本大震災及び原子力災害からの子どもと保護者のケア」「子どもたちの体力向上」「妊娠・出産・子育てへの切れ目ない支援」の五つを掲げた。
「第2期郡山市ニコニコ子ども・子育てプラン(2020(令和2)年から2024(令和6)年まで)」では、「『子どもの想い』を第一に考えるまち こおりやま」を基本理念に掲げた。本計画は、「子どもの最善の利益を尊重する視点」「切れ目なく子育てを支援する視点」「SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標の略称)の視点」「社会全体で子育てを支援する視点」「セーフコミュニティの視点」「郡山市独自の視点(郡山市子ども条例、連携中枢都市圏)」の視点から子ども・子育て支援施策を展開し、「誰一人取り残さない(No one(child)will be left behind)子育て支援」の実現を目指した。