a 「屋外遊び」と「食事」について
郡山市内に居住する4歳から15歳の男女を対象とした「郡山市震災後子どものケアプロジェクト『運動や食事についてのアンケート調査報告書(2016)』(注1)」(有効回答数2万8,470人)から「子どもの生活」の一部をみていく。
「帰宅後の過ごし方」については、「屋外遊びの時間」は「ほとんど遊ばない」と回答した幼児は56.2%、小学生41.1%、中学生81.4%であった。
また、屋内活動として、「ゲームをする平均時間」は幼児23.1分、小学生54.9分、中学生60分であり、「インターネットや携帯メールの使用平均時間」は幼児9分、小学生23.1分、中学生71.5分だった。
一方、「食事」については、「朝食を必ず毎日食べる」と回答した幼児は90.2%、小学生90.3%、中学生83.6%であり、「ほとんど食べない」と回答した幼児・小学生は1%、中学生3.8%だった。また、「お菓子などを食べ過ぎないように気をつけているか」の質問項目に対し「気をつけている」「少し気をつけている」と回答した幼児86.9%、小学生83.0%、中学生68.0%であった。「食事」については、子ども・家族が健康を守るために大事にしていることがわかった。
b 子どもが「最も力を入れていること」と「相談相手」について
郡山市内に居住する小学生・中学生・高校生(以下、「小中高生」と略す。)男女を対象とした「郡山市2017(平成29)年『子どもに意見を聴くアンケート調査』」(有効回答数2,960人)によると、小中高生が最も力を入れていることは「勉強」であり、中学生・高校生は、次に「スポーツ活動や習い事」をあげた。
また、自分の意見を「大切にされている」「まあまあ大切にされている」と感じている割合は、小学生83.2%、中学生80%、高校生86.4%であり、「相談にのってくれる人がいる」と回答した割合は、小学生91.8%、中学生90.8%、高校生91.1%だった。その相談相手は、小学生は「父・母」「友だち」の順に多く、中高生は「友だち」「父・母」だった。その他「学校の先輩・後輩」「学校の先生」等をあげていた。
小中高生の8割以上が「学校」は、「楽しい」「まあまあ楽しい」と回答しており、その理由には「先生や友だちと話したり遊んだりすることが楽しい」「部活動が楽しい」「勉強ができる」等をあげていた。