6 市民活動領域における協働

 協働とは、暮らしやすいまちをつくるために、市民・町内会・市民活動団体・事業者・行政などが特性を生かし互いに尊重しながら、協力して地域課題の解決に取り組むことをいう。

 次の3つの領域がある。


(1) 市民等が中心となり、市の協力を得て行う領域

 市では、町内会環境美化活動など市民活動団体等が行う事業に対して事業協力している。また、ひとまちづくり活動支援事業など市民活動団体等が行う公共的課題解決に向けた事業に対して、財政的な支援を行っている。そして、市民活動団体等が行う事業の公益性を認識し、市の名義使用を承認している。


(2) 市民等と市が連携・協力して行う領域

 市民活動団体等や市は、「市民活動交流フェスタ」など、ともに事業の主催者となって協働で実施している。また、市民活動団体等や市で構成する組織が事業の主催者となって「郡山市こどもまつり」などを行っている。そして、「こおりやま農福商工連携企業・団体ガイド」などのように、市民活動団体や事業者等は互いに情報を提供したり自身の商品や活動内容などをPRしている。


(3) 市が中心となり、市民等の協力を得て行う領域

 「郡山市民文化センター」のように、営利企業や財団法人やNPO法人等が公の施設の管理を包括的に代行している。また、行政運営の効率化や市民サービスの向上等を図るために、「郡山市元気な遊びのひろば」など市が外部に業務を委託することがある。そして、「ニコニコこども館事業」など市が行う事業に対して、市民活動団体等が協力している。さらに市民等が、審議会や懇談会を通して、専門的な知識や技術、地域に密着した活動経験などを活かした企画等を提言している。