7 『あしすとぱぁく』

 『あしすとぱぁく』は、郡山市市民活動サポートセンター発行の「こおりやま広域圏の市民活動を応援する広報誌」で、2~3ヵ月に1回発行し、2021(令和3)年11月1日発行号で第66号となった。号を追うと市民活動の変遷が分かる。

 始めは「郡山市市民活動サポートセンター広報誌」として発行されていた。2018(平成30)年6月1日発行第49号から「こおりやまの市民活動(ボランティアやNPO)を応援する広報誌」としての発行となり、その特集「市民活動をはじめよう!」のなかで、まず市民活動とはどのようなものかの説明があった。その後、第50号(2018年9月1日発行)特集「ボランティアに参加しよう!-はじめてのボランティア」、第51号(2018年12月1日発行)特集「[開催報告]みんなの市民活動交流フェスタ2018が目指すもの」、第52号(2019年3月1日発行)特集「平成30年度郡山市市民活動推進顕彰事業「まちづくりハーモニー賞」授賞式」と、市民活動に焦点をあてる広報誌となった。

 2019(令和元)年6月1日発行の第53号からはカラー刷りとなった。特集は「市民の力で地域課題を解決する」で、市民活動団体紹介も主要部分を占めるようになった。第54号(2019年9月1日発行)特集「市民の力で取り組むまちづくり」、第55号(2019年12月1日発行)特集「市民の力ではじめる」、第56号(2020年3月1日発行)特集「市民活動と生きがいの場づくり」と続いた。

 2020(令和2)年5月1日発行の第57号からは「こおりやま広域圏の市民活動を応援する広報誌」として、地域をこおりやま広域圏と拡大しての発行となり、特集は「使ってみよう市民活動サポートセンター」だった。第58号(2020(令和2)年7月1日発行)からは特集という形をとらず、「地域課題の専門相談会を開催―クラウドファンディング・多文化共生社会・SDGs」「任意団体からNPO法人になりました―NPO法人こども緊急サポート郡山」、第59号(2020年9月1日発行)「市民活動団体紹介―ぼんじょいの会ジョイクラカフェ」、第60号(2020年11月1日発行)「オンライン市民活動」「市民活動団体紹介 1.認定NPO法人キャリア・デザイナーズ 2.郡山水と緑の案内人の会」と市民活動団体の紹介が中心だった。第61号(2021(令和3)年1月1日発行)「新春SDGs座談会」と第62号(2021(令和3)年3月1日発行)「3.11から丸10年~あの時、今、そして未来へ~」は特別な内容だった。

 第63号(2021(令和3)年5月1日発行)から特集が復活し、特集「市民活動は仲間集めから」、第64号(2021年7月1日発行)特集「NPO活動と資金調達方法を考える」、第65号(2021年9月1日発行)特集「食品ロス削減と地域循環による協奏」、第66号(2021年11月1日発行)特集「設立のきっかけを教えてください」と続き、広く協働を扱い市民活動を支える内容となった。特集だけでなく、市民活動団体を紹介することによって活動への興味関心を拡大させている。(継続発行中)