9 協働推進のための基本方針と施策

(1) 3つの基本方針

 市では協働推進のために次の3つの基本方針をあげている。

a 協働のまちを支えるひとづくり

 たとえば地域のお祭りで活躍する若者のように、これからの市民活動を担う若者の人材育成を進めるとともに、シニア世代や団塊の世代及び子育て一段落の親たちの知識や経験、技能を活用し、市民活動の担い手不足の解消を目指す。また、働く世代のワークライフバランスを推進し市民活動への参加を促す。

b 協働に関する情報の発信・共有

 情報を迅速に共有できるように情報発信や共有手段の多様化を図るとともに、オープンデータを活用した取り組みを支援する。また、たとえば町内会長等と市長との懇談会のように審議会やアンケート、ワークショップなど市民参画の機会を拡大し、市民活動への参加を促進する。

c 協働を進めるための仕組みづくり

 市民活動サポートセンターを活用し、助言や情報の提供、講座やイベントの開催など持続可能で自立した市民活動を推進する。協働でセーフコミュニティ活動や地域包括ケアシステムを推進し、地域に根差した活動体制を構築し、安全・安心なまちづくりを進める。


(2) 7つの基本施策

 市では協働推進のために次の7つの基本施策をあげている。

a.協働を支える人材の育成と協働意識の醸成

b.協働の担い手となる人材の活用

c.ICTを含めた多様な手段による情報の発信・共有

d.市民活動への参加と市民参画の促進

e.市民活動がしやすくなるための支援

f.市民等が持つ資源を生かしたまちづくり

g.協働で進める安全・安心なまちづくり